ぶんしょうのれんしゅう

あーもうわかったよ、あうとぷっとすればいんでしょ

「デーモンの召喚」は名詞ではなく動詞

ひとつの事柄を理解しようとするときに、なかなか理解できずにいることだ。そんなときに、他の人は簡単にその概念を理解している。そうした状況に陥ってしまうと、自分の理解力のなさや、モノを知らなさを認めたくなくて、「ちょっと待って、あなた本当にそれをちゃんと理解してる?ふんわりとした知識だけ獲得して理解した気になってるじゃないの?自分はそれを理解しようとしているから時間がかかっているんだよ。全く。そんなうわべだけの理解だったら、自分だってとっくにできているよ。しかしその先の問題に今直面しているんだよ。」と誰も聞いていない言い訳を一人で必死にしてしまう。

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しかしこれは、ある意味正しいあって、しかるべき理解をしないでフレームワークだけを理解して使えるようになれば、その場では何とかなるかもしれない。ただ、その先のことを考えた時に、多少なり時間をかけてでも自分の腑に落ちるまで噛み砕く必要がある。

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本当に理解しているかどうかのリトマス紙がある。

それは、人に説明すること。説明することで、自分の理解が曖昧だった部分が浮き彫りになる。言語化することで、曖昧だった概念をより明確に整理することもできる。説明するということは、これは銀の弾丸といってもいいのではないだろうか。

しかし、そんなに簡単に説明する相手を見つけることが難しい。相手の時間を取らせることにもなる。そこで、自分が教わった方法は、自分の隣にめっちゃかわいい女子高生を召喚する方法だ。もちろん初恋の相手でもいい。よく行くカフェの店員さんでもいい。完全にゼロから作り上げた幻影でもいい。とかく、自分が説明するためのモチベーションを保てるような人を自分の隣に召喚するのである。ここで言う召喚は裁判などで使われる、特定の日時に消したバスに来ることを命ずることではない。どちらかと言えば、デーモンの召喚の召喚だ。

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さて、表題の"「デーモンの召喚」は名詞ではなく動詞"であるが、召喚する行為がモンスターカードになっているので、「デーモンの召喚を召喚」って言ったときにフィールドに現れるのは、「デーモン」ではなく、実体のない「召喚」という概念であるはずなのに。。。